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瀬戸内国際芸術祭 -悲しみの一日-

※今回は、予定を変更して記事を書いています。


先日、瀬戸内国際芸術祭の行われている男木島で
悲しい出来事がおきました。



9月26日夜7時ごろ
島の鉄工所で火災が発生。

隣接する4棟が全焼、1棟が半焼する被害が出ました。

全焼した4棟のうち、1つの建物は
大岩オスカールさん作の作品「大岩島」が展示されていた旧公民館。
半焼した建物には井村隆さんの作品「カラクリン」が展示されており
大岩島は焼失、カラクリンはかなりの損傷を受けたとのことです。

この火災で、火元の鉄工所に住む男性が亡くなり
男木島は悲しみに包まれました。


9月27日。
終日公開を中止しましたが、島の人々の強い希望もあり
本日9月28日から再開しています。

このときの島の人々の気持ちや
消失した「大岩島」の作者・大岩オスカールさんのコメントが
瀬戸内国際芸術祭公式HPのブログに書かれています。

瀬戸内国際芸術祭公式HPブログ
「男木島の火災のこと」


このブログの中で男木島の佐藤自治会長は
「男木の人たちは、アーティスト、芸術祭のお客さんに申し訳なく思っている。
島民も態勢を立て直し、できるだけ早く再開したい」(ブログより抜粋)
という島民の思いを総合ディレクターの北川フラムさんに告げたそうです。

島民の気持ちを考えると、もう少し公開を中止して
そっとしておいてあげたいと思うのですが
その当事者である島民の皆さんの「皆で乗り切りたいんだ」という想いが伝わってきて
胸が熱くなりました。


火災で焼失した「大岩島」は男木島の作品の中でもとても好きな作品でした。
左右が合わせ鏡になっていて信じられないほどの空間の広がりが感じられる
そんな作品でした。

「大岩島」の製作風景はYouTubeでも見れます。




今回、お亡くなりになられたおじいさんは
僕らが大岩島を見に行ったときも鉄工所の前で元気に仕事をしながら
旧公民館に入っていく人たちをやさしく見守っていました。
その姿が今も目に焼きついていて、忘れられません。

第一報を聞いたとき、行方不明者一名という話だったので
まるで身内のことのように心がざわざわして…
本当に残念でなりません。
心よりご冥福をお祈りいたします。



作品の焼失も、亡くなったおじいさんの事も
本当に悲しい出来事だったと思います。


それでも前に進むんだという強い意志。
その意思を持って残りの会期もがんばってもらいたいと思います。



男木島の皆さん。
何も力になれないけれど、心から応援しています。





最後に

これから男木島に向かう皆さんへ

作品は公開されますが島の人達の心の傷が癒えたわけではありません。
憔悴した人々に追い打ちをかけるような行動はくれぐれも慎んでください。
火災現場に群がる、写真撮影をするなどもってのほかです。

現場に行くのならそっと手を合わせて亡くなった方の冥福をお祈りしてください。

くれぐれも、マナーや道徳を重んじた行動をお願いします。
by akabee-photo | 2010-09-28 21:54 | 瀬戸内国際芸術祭2010
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